北海道産天然ナマコの加工販売を手がける札幌市の海王物産が事業を停止し、札幌地裁に自己破産を申請したことがわかりました。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと負債は約15億3200万円です。
海王物産は2007年6月に設立。自社工場で北海道産天然の塩蔵ナマコや乾燥ナマコを加工し、主に中国・香港向けに輸出。中国・香港でのナマコ人気に支えられて業容を拡大し、2018年5月期には年売上高約18億1200万円を計上していました。
しかし、2020年以降はコロナ禍の影響で輸出が停滞し、2023年8月には、中国が東京電力福島第一原発の処理水海洋放出を理由に日本産水産物の輸入を全面禁止したことが追い打ちとなり、主力の中国向け輸出が大きく低迷しました。
2025年5月期の売上高は約7億4000万円にとどまり、その後も回復を図れず、先行きの見通しが立たなくなったことから、8月31日に事業を停止。9月2日、札幌地裁に自己破産を申請しました。
