長野県の北部と中部で大雨となっています。日本海側から雨雲が流れ込み、県内では26日夜から断続的に雷を伴った強い雨が降り続き、北部や中部の一部には、一時、「レベル3」の大雨警報も発表されました。28日朝にかけて、断続的に雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある見込みで、引き続き、注意してください。
県内は北部を中心に26日夜から雷とともに断続的に強い雨が降り続きました。
日本海に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、活発な雨雲が次々に通過。
線状降水帯が発生した石川県と富山県には、レベル5の大雨特別警報も発表されました。
(記者リポート)
「長野駅前です。激しい雨が打ち付けていて、車は水しぶきを上げながら走っています」
長野市では、朝の通勤通学時間帯に大雨に見舞われました。時折、雷鳴も轟く中、多くの人が傘を差しながら歩いていました。
降り始めからの雨量は、小谷149ミリ、鬼無里121ミリ、長野90.5ミリなどとなっています。
北部と中部の一部には、一時「レベル3」の大雨警報も発表されました。
交通にも影響が出ています。
JR飯山線は、戸狩野沢温泉と新潟県の越後川口間で終日運休が決まっていて、中央東線は、塩尻ー辰野間で運転を見合わせています。
被害も出ています。
(記者リポート)
「落雷による火災のあった住宅。2階の屋根の瓦がはがれてしまっています」
長野市安茂里小市では、27日朝7時半前、近隣の住民から「雷が屋根に落ちて瓦が飛び散り、立ち木も燃えている」と119番通報がありました。
住宅の屋根や外壁の一部が焼けましたが、住人にけがはないということです。
目撃した人は―。
目撃した近隣住人:
「家の2階にいたが、落雷と同時に瓦がバーンと飛んできたのが見えた。しばらくしたら下から火が出た。まさか家に落ちるとは思わないからびっくりしちゃって、怖いですよね」
一方、軽井沢町では、27日朝、雨にまじって大粒のひょうが降りました。
この影響で大日向地区の野菜畑では、収穫目前のレタスに穴があく被害が。
等級を落として出荷することになり、農家は、「一生懸命育ててきたのにショックで悲しい」と話していました。
軽井沢町によりますと、ひょうの影響で、レタスやキャベツに穴があく被害が確認されたほか、車庫が壊れたとの被害の申し出が1件あったということです。
この雨は、いつまで続くのでしょうか。
岸本慎太郎 気象予報士:
「28日の昼ごろまでは、雨が降り続きそうです。27日夜遅くにかけては、雨の降り方は、いったん落ち着きそうです。ただ、日付の変わるころから中部や南部を中心に再び雨脚が強まり、雷を伴って、激しく降る恐れもあります。ピークは、『28日の明け方』ごろ。中部や南部では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨となる恐れもあります。28日の昼前になると、次第に雨が弱まり、昼過ぎにはやむところが多い見込みです。28日午後6時までの24時間予想降水量は、北部120ミリ、中部と南部で150ミリとなっています。土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。27日、石川県と富山県にはレベル5の大雨特別警報が発表されました。大雨特別警報は、ただちに命を守る行動を取る必要がある基準となっています。これが発表される前に安全な場所へ避難することが求められます。決して、河川や用水路、冠水している道路には近づかないようにしてください。そして、建物の2階以上の山の斜面から離れた場所で過ごすようにしましょう。冠水している道路での車の運転は控え、脱出用のハンマーも備えておきましょう」
