気象庁は8月27日、地殻変動と火山性地震が減少傾向にあることなどから、2024年10月から続いていた岩手山の噴火警戒レベル「2」を「1」に引き下げました。
盛岡地方気象台 樋渡秀一火山防災官
「午前11時にレベル2をレベル1に引き下げました」
気象庁は27日、岩手山の噴火警戒レベルについて、「活火山であることに留意」を意味する「1」に引き下げました。
岩手山を巡っては、微小な火山性地震など火山活動の活発化が観測されたことから、2024年10月、噴火警戒レベルが火口周辺の立ち入りを規制する「2」に初めて引き上げられました。
このため、岩手山がまたがる八幡平市・滝沢市・雫石町は、事前の取り決めに基づき、合わせて7つの登山口を封鎖。
7月1日に規制が緩和され、山の東側にある4つの登山口が通れるようになるまで、岩手山には入山できなくなっていました。
噴火警戒レベルが「1」になるのは約1年11カ月ぶりで、この理由について気象庁は、7月以降、地殻変動と火山性地震が減少傾向にあるなどし、噴火の可能性が低くなったためとしています。
一方で気象庁は、7つの登山口のうち3つは封鎖が続くほか、すでに規制が緩和された登山口からの入山も引き続き注意が必要だとしています。
盛岡地方気象台 樋渡秀一火山防災官
「岩手山は活火山なので、もともと登山には注意が必要な状況。自治体から何か指示が出ていないか確認し登山をしていただければ」
県や関係する市と町などで組織する岩手山火山防災協議会は、9月中旬に会合を開き、封鎖が続く残りの3つの登山口の規制緩和の時期について、協議するということです。
