バッテリー上がりにタイヤのパンク。
暑い夏に走り続けた車はメンテナンスが必要です。
JAFのロードサービスに密着し、秋のドライブシーズンに向けての注意点を聞きました。
「いま付近まで来たんですけど、海の方まで入っていったような感じですよね」(JAF ロードサービス隊員 鷲塚陸さん)
北海道石狩市の砂浜でタイヤがはまって動けなくなったとJAFに連絡が入りました。
ロードサービス隊の鷲塚陸さんが向かいます。
砂浜では現場に近づくのも一苦労です。
脱出しようとアクセルを踏みすぎたことで、かえって深くタイヤが砂に埋まってしまいました。
「まっすぐ引っ張ってフロント側を木の上にのせて、下からの接触を防いでいきます」(鷲塚さん)
30分ほどかかって、ようやく車が動けるようになりました。
「一安心って感じです。ほんとに助かりました。動物見にきたらはまっちゃいました」(依頼者)
「満潮とかの時刻になると車が水没する恐れもありますので、波打ち際すれすれの走行は控えてもらいたい」(鷲塚さん)
スーパーの駐車場からも依頼がありました。
買い物に来た男性が車でラジオを聞いていたら、エンジンがかからなくなったということです。
「野球中継をエンジン切った状態で聞いてたらエンジンがかからないという症状ですね。バッテリー上がりですね」
「(Q:これは何を?)補助のバッテリーから電気を送っています」(いずれも鷲塚さん)
夏の間、エアコンを頻繁に使うとバッテリーの消耗が進んでしまいます。
この車は15分ほどでエンジンがかかりましたが…。
「エンジンをかける力がバッテリーに残っていなかった。交換するしか解決策がないので、このまま車屋さんに直行するということでした」(鷲塚さん)
JAFによりますと、2026年のお盆期間に出動要請が最も多かったのがバッテリーのトラブルで約4割。
タイヤのトラブルは2割で、この2つが過半数を占めます。
それぞれの注意点を聞きました。
「まずはバッテリーの交換時期を知っていただくこと。約2、3年で寿命を迎えることが多いので、定期点検やエンジンのかかりが悪いときに車を点検していただくとバッテリー上がりの対策になると思います」(鷲塚さん)
車のバッテリーには2種類あります。
「このような透明容器の場合、線の間に液が入っているか確認する。こちらの車のようにバッテリー液が見えないタイプもあるので、不安でしたら車屋さんやガソリンスタンドで点検をおすすめします」(鷲塚さん)
タイヤで気をつけるポイントは、溝の深さと空気圧です。
「タイヤの周辺にひび割れがないかの点検をします。三角のしるしの延長線上のここの溝部分、1か所だけ山になってるところがあるので、そこまでタイヤの溝が減っていると交換のサインです」(鷲塚さん)
空気圧の数値は運転席のドア付近に書かれています。
この数値になっているか、タイヤゲージという道具を使って測定します。
「ゲージを持っていない人はガソリンスタンドで測定してもらうこともできます」(鷲塚さん)
夏の暑さが車に負担をかける季節が過ぎ、秋に向けてバッテリーやタイヤの点検が重要になるこの時期。
JAFはさらに、「ヘッドライトの早期点灯」を強く呼びかけています。日の入り時刻は毎日1~2分ずつ早まっており、ちなみに8月24日の札幌の日の入りは午後6時20分ごろでした。
視界が徐々に悪くなると、歩行者の発見が遅れる危険性が高まります。学校では2学期が始まり子どもたちの登下校も始まっているため、JAFは日没の30分前には点灯してほしいと訴えています。札幌では午後6時ごろには点灯した方がよいということです。
また、この時期から注意が必要なのがエゾシカとの衝突事故です。9月から出没が増え始め、10月がエゾシカと車による事故のピークとなります。2025年の統計では、札幌圏での発生が道内で最も多く、走行台数の多さも要因とみられています。
早めにヘッドライトを点灯することで、歩行者に対しても野生動物に対しても発見が早くなります。子どもたちの登下校が再開しているこの時期、改めて安全運転を心がけることが大切です。
