アメリカのトランプ大統領は、「私はアメリカと世界を統治している」と述べて、一期目と比べて抵抗勢力がいなくなったとの認識を示しました。
トランプ氏は28日に公開されたアトランティック誌のインタビューで、一期目の大統領時について「国を運営し、生き残るという2つの任務があった」と振り返りました。
その上で、「二期目は国と世界を統治している」と強調し、一期目と比べ抵抗勢力が政界からいなくなったとの認識を示しました。
また、トランプ氏は29日に二期目の政権発足から100日を迎えますが、憲法で禁止されている三選を模索する可能性について「私が目指していることではない」と否定しつつ、支持者から期待の声が上がっていると含みを持たせました。
さらに、ロシアのウクライナ侵攻の終結については「最終段階に差し掛かっている」と述べ、停戦合意に期待感を示しています。
一方、アトランティック誌は3月、トランプ政権の閣僚らがイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃計画を誤って通信アプリ上で記者に共有したと報じていました。
トランプ氏は、攻撃計画の情報を外部に漏えいしたと批判を浴びたウォルツ大統領補佐官とヘグセス国防長官に関して、「批判されたが、大丈夫だ」などと擁護し、辞任する必要は無いとの見解を改めて強調しました。