イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止に向けた交渉について、合意に向けた進展はなく、ネタニヤフ首相が障害になっているとカタールメディアが報じた。

交渉の仲介役でもあるカタールのメディアによると、エジプト交渉団が先週、イスラエルを訪問し、戦闘休止に向けた条件などについて話し合ったという。

その中でエジプトは戦闘休止の合意に達した場合、「イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退する」との回答をイスラエル側から得たかったものの、政府内で議論が必要と言われ確約をもらえなかったとしている。

エジプトの情報筋は「事態はまだ複雑だ」と話すとともに「ネタニヤフ首相が大きな障害でいかなる合意も到達できない」「可能な限り戦争を長引かせることに尽力しているようだ」と交渉の難しさを伝えたとしている。

一方、ハマスは戦闘休止の合意には恒久的な停戦が必要との立場を改めて示すとともに仲介役である各国にも合意が守られるための誓約をするよう求めているという。

こうした中、エジプトは「パレスチナ自治区を統治する政府を一つにする」ために、関係する機関を1月にカイロに招待し、会議を開く意向としている。

フジテレビ
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国際取材部
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