「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から30年前の1995年5月20日、今の上皇ご夫妻、当時の天皇・皇后両陛下が、広島を訪問し、天皇としては初めて原爆資料館を見学されました。
午前中に空路で広島入りした両陛下は、午後から広島市の平和公園を訪れました。
平和公園ではまず、原爆慰霊碑に花束を手向け、原爆死没者の霊を慰められました。
さらに、両陛下は原爆資料館に足を運び館長の案内のもと、資料館を見学されました。
館内での両陛下は、館長の説明ひとつひとつにうなずき、放射能の人体に与える影響などを質問するなど予定時間を越え熱心に見学されていました。
なお、天皇陛下は皇太子時代の1960年と68年の2度、資料館を視察されていますが、昭和天皇は視察されたことがなく、天皇としては初めての資料館見学となりました。