行政と民間がタッグを組み初めて実現したイベント。
これまでにない取り組みに新社会人たちはどう受け止めたのでしょうか。

「♪乾杯~今、君は~」

マイクを手に熱唱するのは広島市の中井幹晴副市長。
新社会人たちが交流する場を先輩社会人として盛り上げたいとステージに上がりました。

先週金曜日、解放感ある”街なか”で初めて開かれた新社会人を対象とした官民連携の合同研修会。

【広島県 人材マネジメント担当・平賀崇史担当課長】
「官民・所属・組織を越えたつながりをもっていただくことが、非常に有意義で結果的に仕事や地域への愛着も深まる」

「ひろしまの活性化アイデア」をテーマにしたディスカッションでは…。

「イベント会場って何かある日とただのデッドスペースになる日がある。そのただのデッドスペースになる日をいかに減らすか」

初対面にも関わらずすぐに打ち解け活発な議論に…。

「まわりのふたり民間だったが広告や放送の力を生かして広島のランドマークがいまないので、ひとつランドマークをつくったら人が集まってくるんじゃないか」

「新病院をどうにか観光と繋げられないかと考えた。結論としては新病院の上に観覧車を立てよう。駅の前にある観覧車って面白いよな。ランドマークにもなるよな」

その後は“同期”たちとともにお酒を片手に交流会…。

【京都からUターン就職・民間企業の新入社員】
Q:どんな広島にしたい?
「いま転出超過が問題になっているので、若者も楽しめる街にしていきたい」

【広島市の新職員】
「民間でも市でも意見は同じで、みんな広島を良くしたいという思いはあるんだなというのが印象に残った」

【福岡からUターン就職・民間企業の新入社員】
「今後の仕事で実際に街づくりに関わる時に生かしたい。今回、県や市の職員が多かったが、もっと民間の人たちともかかわる機会があったらよかった」

【県の新入職員】
「ここで得た繋がりとかを仕事にどう活かしていくかというところまで考えられるようになったら一人前かなと思った」

民間企業と市役所に勤め、きょうが“初対面”という2人は…。

「いまから一緒にご飯に…」
「職場でも同年代が少ないとかお互いするので、そういった面でも心強い」

今回の交流がこの先、どのような“化学反応”を生むのか…。

【主催した「広島都心会議」諏訪正浩事務局次長】
「我々やもっと年長者の方々は、どうやったら若い人たちが思っていることを実現できるのか、やってあげないといけないと思っている」

《スタジオ》
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「どの業界も掛け算だと思います。異業種とか官民を含めて繋がりができるのもいい。若いうちは自分がやってる仕事しか見えなくなってあまり周りが見えなくなってしまうから、逃げ場というか色々な選択肢があると、モチベーションがアップするとか、そういうのもいいのではないでしょうか 」

テレビ新広島
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