5月17日午前、富士山・富士宮ルートの元祖7合目付近で男性2人が遭難しているとの情報が警察に寄せられ、山岳遭難救助隊が出動しました。2人はその後、自力で下山していて、救助隊が5合目付近で無事を確認したということです。
5月17日午前11時40分頃、「富士山の元祖7合目付近で動けなくなっている」という内容の投稿を男性がSNS上で見つけたことから警察に通報がありました。
警察によると、遭難していたのはいずれも中国在住の22歳と23歳の男子大学生で、このうち1人が体調不良で動けなくなっていたということです。
通報を受け富士宮警察署の山岳遭難救助隊などが現場に向かいましたが、2人が自力で下山したことから、5合目付近で2人を見つけ、無事を確認しました。
いずれもケガはありません。
富士山をめぐっては閉山期間の遭難が問題となっていて、4月には都内の中国人大学生が1週間に2度も富士山で遭難し、救助される事案も起きています。
県や警察は閉山期の登山自粛を呼びかけていて、登山者のモラルが問われると共に外国人に対してどのように周知していくのかが課題となっています。