私たちの未来を変える脱炭素社会を体験できます。

スマホで操縦できる和風の電動モビリティーに、伝統と最新技術が融合した電動の山車。

17日から始まる『TOKYO GX ACTION』。

開幕を前に、展示の一部が16日、報道陣に公開されました。

TOKYO GX ACTIONは、その名のとおり、脱炭素社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーションを体験できるイベントです。

イベントを主催する東京都は。

東京都産業労働局 産業・エネルギー政策部 毛塚健太計画担当課長:
このプロジェクトが昨年の9月からスタートしたが、10月に1回アンケートを実施している。GXの認知度を聞いたところ、2割ぐらいの方しか認知していなかった。こういった普及啓発を通して都民の認知度を上げていくことが非常に重要。

様々な分野にわたるGXの取り組み。

その一つにカレーもあります。

このカレーは、冷めた状態でおいしく食べられるように作られていて、再加熱のエネルギーを必要としません。

大豆由来の代替肉「ソヤチャンク」を使ったビリヤニも。

17日以降は、規格外の野菜や未利用魚を使い、フードロス削減につながるカレーなど13の店が“GXカレー”を提供します。

廃棄された傘をアップサイクルした、おしゃれなバッグが並ぶブースも。

また、会場を彩るアート作品はよく見ると、その一部に靴が使われています。

これらの作品の材料は海洋ごみ。

先ほどのバッグ同様、再び価値を与えられたものです。

究極の目標は、このイベントの価値がなくなることだといいます。

TOKYO GX ACTION総合プロデューサー・佐藤勇介さん:
今はエンタメ・モビリティー色んなものを通じて脱炭素を普及しているが、このスタイルがある程度確立されれば、多くのイベントに出ているものはすでに脱炭素のものになる。こういう脱炭素イベントという形は今後はなくなっていくと思う。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。