平和と気候変動をテーマに、子どもたちが世界に向けて発信します。
15日、アメリカ・ニューヨークの国連本部。
手書きのボードを見せながら英語でプレゼンをしているのは、国連を支える世界こども未来会議のキッズアンバサダーの子どもたちです。
持続可能な世界の実現に向けて、子どもたちが大人や世界に向けて主体的に発信するこのプロジェクト。
国連本部を訪れるのは2025年で3回目で、「平和」と「気候変動」をテーマに、15歳以下を指すα世代による世界会議も初めて開催されました。
前日には、国連インターナショナルスクール=UNISも訪問。
平和と気候変動をテーマに、UNISの子どもたちとグループを組んで、“身近にある暴力”や“気候変動で起こること”についてディスカッションも行われました。
プロジェクトに参加した子どもたちが考える、世界平和をかなえるために必要なことを聞きました。
折笠隼平さん(12):
関係を築くことが必要だと思うので、お互い交流したり助け合ったりすることで、よりよい関係を築けて平和な世界が生まれると思います。
高波泉さん(12):
良質な学びを得ることができたら、自分の今置かれている状況が自分にどのように作用するかを考えられて、自分で行動する力にもなると思うので、教育が、学びがこれからの世界にも大事になっていくのかなと思います。
終戦80年を迎える2025年8月には、大阪・関西万博でも「世界こども未来会議」が開かれる予定です。
ピースコミュニケーション財団・一木広治代表理事:
世界のα世代、将来を担うお子さんたち、自分たちの未来をどうしたいか、そのためには何をすべきか、本当に世界が混とんとしております。この世代からそういう意識を持って世界をつなげて元気にしていこうという活動をしていきたい。
世界をつなぐ子どもたちの活動が、世界を変える大きな力になるかもしれません。
(※高波さんの高ははしごだか)