宮崎県・航空自衛隊新田原基地のT4練習機が愛知県で墜落した事故で乗っていた2人のパイロットは見つかっていません。
自衛隊では、T4練習機の飛行を見合わせています。

防衛省によると墜落したT4練習機は14日、F15戦闘機の定期修理のためF15とT4にそれぞれパイロットが乗り、一緒に愛知県に向かいました。

修理工場にF15を預けた後、T4に2人が乗って午後3時6分に県営名古屋飛行場を離陸、新田原基地に戻る途中の事故でした。

T4の前の席には、2等空尉の網谷奨太さん29歳 後ろの席に1等空尉の井岡拓路さん31歳が乗っていたということです。

航空自衛隊ではT4の飛行を見合わせています。

(早瀬純哉記者)
「こちら午前9時半現在の新田原基地です。基地ではけさから練習機や戦闘機が飛び立つ様子は見られません」

(新富町民は)
「自衛隊の方々が防衛のためにがんばっていらっしゃるので、もし可能性があるなら生きて見つかってほしいです」

墜落したT4練習機は導入して36年経っていて、ボイスレコーダーフライトレコーダーは搭載されていませんでした。

事故を受けて宮崎県の河野知事は
「隊員の早期の救助を心から願っております。国が立ち上げた事故調査委員会の中で原因を究明していただき、再発防止策を徹底し、しっかりと安全対策を講じていただきたい」とコメントしています。

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。