福岡市の無人販売店で発生した窃盗事件、狙われたのは「馬肉」です。

その大胆な犯行を防犯カメラが捉えていました。

無人販売店にやってきた全身黒ずくめの人物。

時刻は午前2時13分です。

迷うことなく奥のショーケースに向かうと、商品を2つ取り出し、そのまま会計をせずに立ち去りました。

わずか15秒の犯行でした。

被害を受けたのは、福岡市南区にある馬肉の無人販売店です。

◆記者リポート
「犯人が躊躇なく向かった奥のショーケースに入っていたのは、箱入りの馬肉セット、1箱5000円です」

事件があったのは、ゴールデンウイーク最終日の5月6日未明。

当時、この店で一番高価だった5000円の馬肉セット2箱が盗まれました。

◆馬活 田村友オーナー
「贈り物などに使われるギフトセットなので『高価なものを盗まれた』って感じですね。たぶん下見もしているだろうし、『一度は来たことある人間だな』と」

この店では、封筒に購入金額を記入し、現金を入れて支払うことになっています。

ショーケースのすぐそばには「防犯カメラ監視中」の警告もされていますが、黒ずくめの人物は顔を布で覆い、フードもかぶった状態。

一方で手袋などはせず、『素手』で犯行に及んでいました。

◆馬活 田村友オーナー
「こういう大胆な被害というのはなかったので、ここだけじゃないような動きでしたし、他の店舗でもそういうことをやっているかもしれないし、怒りはあります」

被害届けを受けた警察が窃盗事件として捜査を進めています。

テレビ西日本
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