軍事侵攻の和平交渉を巡るウクライナとロシアの直接会談について、ロシア当局は「準備を進めている」とする一方、出席者については明言しませんでした。
ロシアのペスコフ大統領報道官は13日、プーチン大統領が提案したトルコでのウクライナとの直接交渉について記者団から問われると、「準備は続いている」と述べました。
一方、出席者の名前は「答えられない」とし、「プーチン大統領が必要と判断し次第、発表する」としています。
ロシアの独立系メディアは、大統領など要人の警護を担当するロシア連邦警護庁の関係者の話として「プーチン氏はトルコ訪問を計画していない」と報じ、ラブロフ外相とウシャコフ大統領補佐官がトルコ訪問の準備を進めていると報じています。
一方、ウクライナ側はゼレンスキー大統領がプーチン氏との会談に臨む意向を示しています。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は13日、SNSの番組で「ロシアの大統領以外の代表者と会談しない」と述べ、和平交渉において首脳会談以外は無意味だと指摘しました。