大阪・関西万博の開幕から13日で1カ月です。
連日、多くの来場者でにぎわう中、オンラインなどを使った万博体験が広がりを見せています。
4月13日に開幕した大阪・関西万博。
12日までの一般来場者数は、250万人を超え、261万3509人でした。
こうした中、会場に行けない人に向けた取り組みが始まっています。
東京・世田谷区の高齢者施設で行われていたのは、万博のオンライン体験。
高齢者が体験するのは、光や音などの演出で没入体験ができるパナソニックパビリオンです。
この会場と中継で結んだ映像が施設の大型モニターに映し出されました。
さらに、博覧会協会が提供する「バーチャル万博」を利用し、実際の会場を再現した仮想空間での疑似体験も行われました。
体験した人は「こうやって(万博内を)見られるっていうのは、良いことだと思います。なかなか行けませんもんね」「回復してから考えようと思ってるんですけど、すぐにでも行ってみたいですね」などと話しました。
これらの取り組みを支えるのが、学生ボランティアです。
「LET’S EXPO」プロジェクト・栗原茂行プロデューサー:
高齢者の方と、大学生が万博って共通話題を通じて、時代を知るというか、高齢者の皆さんと若い人たちが話す交流するきっかけも一緒につくれたらいいな。
今後、全国47都道府県での開催を目指していくということです。