イギリス政府は12日、外国人の長期滞在の条件を厳格化する方針を発表しました。
具体的には、就労ビザの申請者にはこれまでより高い英語力を要求し、ビザ申請の際には英語の試験を義務化する予定です。
また、現行のルールでは、原則5年間在住していれば永住権を申請できますが、今後は10年の滞在が必要になります。
さらに、一定の収入に満たない労働者が帯同できる家族の人数を制限し、留学生が卒業後にイギリスにとどまれる期間を2年から1年半に短縮します。
イギリス政府の統計によりますと、去年1年間で移民の人数は72万8千人増えていて、国民からは「物価高に苦しむ国民のために税金が使われていない」との不満の声が高まっています。