80年前に空襲の犠牲となった子どもたちを供養し、平和の大切さを学ぶ集いが宮崎県宮崎市の小学校で開かれました。

宮崎大学附属小学校で開かれた「いとし子命の集い」には、亡くなった児童の遺族や附属小の全校児童約600人が参加しました。

太平洋戦争末期の1945年5月11日、下校中だった当時の附属小の児童12人と、校内にいた宮崎師範女子部附属国民学校の4人の児童がアメリカ軍の空襲に遭い、亡くなりました。
空襲で当時9歳と7歳だった2人の姉を亡くした遺族の山本行一さんが、平和への願いを語りました。

(山本行一さん) 「5月11日の悲劇を繰り返さないためにいつまでも語り継いでいきたい」

(6年生 坂本美月さん)
「やり残したことや未練があったりするんじゃないかなと思って、とても悲しくて胸が苦しくなりました」

(6年生 山下莉乃さん)
「私たちに頑張ってねって言ってくれたような感じがして、精いっぱい生きようと思いました」

児童や遺族は正門付近にある慰霊碑に献花を行い、命の大切さや平和の尊さを感じていました。

テレビ宮崎
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