ウクライナは、アメリカとの鉱物資源取引に関する協定を批准しました。
この協定はアメリカとウクライナがウクライナ国内の鉱物資源を共同で開発することを柱とし、投資基金の設立やウクライナの復興、技術協力の推進などが盛り込まれています。
日本の国会にあたるウクライナ最高会議は8日、協定に関する投票を行い、賛成多数で批准しました。
ゼレンスキー大統領はこれを受けて、「アメリカとの間でこれほど有望な経済協定はなかった」と述べ、「この協定は安全保障の基盤を強化し、アメリカとの長期的な共同投資と経済協力の拡大を促進する」と期待を示しました。
協定を巡っては、ウクライナ側が対等な条件を求めて交渉が難航しましたが、アメリカ側が投資条件や利益分配の方法で譲歩したとみられ、4月30日に署名されました。
協定はゼレンスキー大統の署名を経て、正式に発効します。