全国にある郵便局で配達の前後に、運転手の飲酒の有無などを確認する点呼が適切に行われていなかった問題で、国土交通省四国運輸局は5月8日午前、貨物自動車運送事業法に基づき、高松市の高松南郵便局に立ち入り検査に入りました。

運輸局によりますと、立ち入り検査では点呼を行う担当者への聞き取りや、記録の確認などを行うということです。国土交通省が四国地方の郵便局で立ち入り検査を行うのは初めてです。

違反が見つかった場合は、警告や車両を使用できなくするなどの行政処分を検討するということです。

日本郵便は全国の集配業務を行う郵便局の75%にあたる2391カ所で、点呼が適切に行われていなかったとする調査結果を4月に発表しています。

このうち四国地方は153の郵便局のうち、約70%の107カ所で対応が不適切だったとしています。

また、岡山県を含む中国地方では313の郵便局のうち、約78%の243カ所で対応が不適切だったとしています。

岡山放送
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