京都の野球少年が、憧れの阪神・村上頌樹投手に初対面。
「どうすれば村上投手のようになれますか」。
夢のインタビューで、教えてもらったこととは。

■憧れの人・村上投手は「フォームがきれいで伸びのあるストレートもある」
京都の軟式野球チーム・大枝イーグルスでキャプテンを務める、小学6年生の西山英汰くん。
ピッチャーとキャッチャーを務め、チームを引っ張っている。
英汰くんには憧れの人がいる。
西山英汰くん:村上頌樹投手です。フォームがきれいで伸びのあるストレートもあるところがすごい好きです。

阪神タイガースの村上頌樹投手。
ノビのあるまっすぐと抜群のコントロールを武器に、リーグトップの5勝を挙げている。(2025年5月5日時点)

■サプライズで村上投手の練習を見学できることに
村上投手に憧れて、ピッチングフォームも真似ている英汰くんにサプライズが。
なんと村上投手の練習を見学できることになったのだ。
甲子園球場にやってきた英汰くん。ここに来るのは4年ぶりで、緊張している。
すると、村上選手が姿を見せた!
英汰くん:こんにちは!
村上投手:こんにちは。
練習を見ながら、憧れの気持ちが抑えきれない。
英汰くん:めちゃくちゃ速くて伸びがめっちゃあるので、真似したい。

■村上投手が憧れたのは…
英汰くんが憧れる村上選手も小さい頃、実は憧れの選手がいた。
村上投手:根っからの阪神ファンで、球児さんのファンでした。藤川さんがピッチャーしているのを見て、『自分もやってみたい』と思って、少年野球の監督に言ったらやらせてくれて。
打たれないまっすぐ、子どもからみてもすごかったですし、ほんとに憧れの存在というか、ああいう球投げたいと思ってずっと練習していました。

■村上投手「俺も小学校6年生のときキャッチャーとピッチャー」見つかる共通点
村上投手に英汰くんの想いを伝えると、快くインタビューに応えてくれることになった!
夢の対談を前に緊張が隠せない英汰くん。
村上投手:こんにちは!
英汰くん:こんにちは!西山英汰です!よろしくお願いします」
村上投手:何歳から?何年生からやっている?
英汰くん:年長です。
村上投手:年長?俺も年長。お兄ちゃんがやってて、年長さんからついていって。俺も小学校6年生のときキャッチャーとピッチャーやってた。

■ストレートの握りは「憧れ」から「憧れ」へ
英汰くん:いつも応援しています。どうすれば村上さんのような伸びのあるまっすぐを投げられますか?
村上投手:キャッチボールの時に助走つけて投げてもいいから、低くライナー性のボールを投げる練習をしていけば、伸びがでてくると思うからそういう練習から初めてもらえれば伸びてくると思います。
英汰くん: ストレートはどうやって握っていますか?
村上投手:ストレートは…
村上投手、実際の握り方を教えてくれた。
村上投手:(人差し指と中指を)閉じたら閉じた方だけ、力は集中しやすいから閉じた方が球は速くなりやすい
英汰くん:握り方ってだれかに教えてもらったりしたんですか?
村上投手:僕、憧れてるのが今の監督の藤川さんで、藤川さんがめっちゃくっつけて投げてるのをみて、この持ち方もあるんやって。
英汰くん:今、憧れの人が監督でどんな気持ちでやっているんですか?
村上投手:まず不思議な感覚というか、まさか一緒にできるとも思ってなかったですし、やっぱ憧れの人の力になりたいと思って、今野球やってます。

■「どうしたら村上投手みたいになれますか?」その答えは…
そして英汰くんは、憧れの人に「一番聞きたかったこと」を質問した。
英汰くん:どうしたら村上投手みたいになれますか?
村上投手:野球を一番、誰よりも楽しむことだと思うんで、野球が大好きだから僕もここまで野球できてるし、ほんとに野球を楽しむってことを忘れずにやってもらえれば大丈夫だと思います。
(Q.憧れの人にいろんなこときいてどうだった?)
英汰くん:めっちゃ楽しかったです。
村上投手:よかった。質問ありがとう。自分も球児さんのこと憧れてましたけど、憧れられるのも嬉しいですし、自分もちゃんとしないといけないなとは改めて思いました。

■英汰くん 胴上げ投手に
そして英汰くんはこのあとに行われた大会で優勝し、胴上げ投手にもなった。
さらに、村上投手も金曜日の試合で完封勝利。リーグトップ5勝目を挙げた。
夢の時間を過ごした英汰くんも、いつか憧れられる選手になれる日がやってくるはずだ。
(関西テレビ「newsランナー」2025年5月5日放送)
