橋下氏「あぐらで資料を徹夜で読み込んで…腰痛に」

3日に関西テレビなどで放送の情報番組「ドっとコネクト」に弁護士・橋下徹氏は自身の腰痛のため自宅からの“リモート出演”となりました。

スタジオのMC石井亮次氏がモニター内に映し出された橋下氏に「大丈夫ですか?」と話しかけると「本当にきょうはご迷惑お手数をおかけします…すいません」と第1声は謝罪、石井氏から「ちょっと事情をご説明いただけますか?」と問いかけに対し次のように説明しました。

【 自身の症状について語る 橋下徹氏 】
「あのね…僕が弁護士だって皆さんご存じですかね?ちょっと資料をずっと徹夜で読み込んでたんですよ。リビングのフロアにあぐらをかいて…徹夜してたんです。そしたらお尻の筋肉が硬直してちょっと動きにくくなったんですが、以降もちょっと仕事を続けちゃったんですよ。するとお尻の筋肉が使えない状態で全部それが仙腸関節(腰椎と骨盤の骨のつなぎ目)に全部チカラがかかって仙腸関節炎(炎症が起こり、腰やお尻などに痛み)なったんです」
さらに・・・
「ちょうどね先週ぐらいに番組に来た時には徐々に治っていたんですけれども、この前、もう治ったかなと思って万博に行っちゃったんですよ。そしたらそれで(症状が)ぶり返すって言うか“完全に壊れた状態”になってしまって申し訳ないです」

と、話していました。
石井氏が「治りそうなんですか?」と心配そうに質問すると、橋下氏は「徐々に治って、車椅子からいま松葉杖に替わってます」と答えました。

大型連休・ゴールデンウィークのこの時期…実は腰痛を訴える人が多いそうです。専門医などによると…

・長時間の運転や慣れない家事
・アウトドアなどでの無理な姿勢
・生活習慣の乱れ

で、症状を訴える人が増えるそうで、予防にストレッチ運動などが効果的だということです。ただし、腰を大きく曲げる動きはNGで、背筋トレーニングなどがおススメだそうです。

元テレビ朝日アナの弁護士・西脇氏と万博巡り”激論”

番組では開幕から3週間となる『大阪・関西万博』についてなどの討論が行われました。

『大阪・関西万博』の収支について、“損益分岐点”=チケットをここまで売らないと赤字になる、というのは1840万人程度とされています。この人数にやや届かないのではという話もあるという指摘を受けて、橋下氏は次のように答えました。

【橋下徹氏】
損益分岐点、何を分岐点にしたかというと、会場運営費なんですよ。これが1000何百億ぐらい。建設費用はそれ以外に2800億ぐらい使ってるんです。だから万博って3000何百億って使ってるんです。なぜ、会場運営費だけチケットで賄うのか意味わからない。3000何百億円かかっているうち、税金ではこれぐらい負担しますよ、チケット代ではこれぐらい負担しますよ。でも、損益分岐点っていうんだったら、経済効果もみないといけないんじゃないですか?これで3兆円ぐらいの経済効果があるなら、十分投資としてOKと判断するんじゃないですかね。
(※万博の経済効果について経済産業省は2.9兆円と試算)

一方、元アナウンサーの西脇亨輔弁護士は、この橋下氏の主張に対し…

【西脇亨輔氏】
数字出しているからには、目指していく方向にいかないといけない。

と指摘。さらに・・・

【西脇亨輔氏】
そもそもチケット収入で賄われるのは運営費だけで、建設費を含めればすでに赤字確定。…経済効果ってなかなか目に見えない。

と述べました。

これに対し、橋下氏は「経済効果を疑うってことになれば、経済政策を全部否定しなきゃいけない」と述べ、議論は平行線をたどりました。

まだ3週間トラブル続きですが…橋下氏「大阪・関西万博は満点」

また、まだ開幕3週間なのに“空飛ぶクルマ”が飛行中にプロペラが破損したり、古いオークを使った展示が倒木の危険性を指摘されて立ち入り禁止エリアとなるなど、盛り上がりの一方でトラブルが続出している事案が紹介されました。それらも踏まえて自身が“発起人”でもある橋下氏は『始まって3週間・・・これまでの大阪・関西万博に点数を付けるなら?』との質問に対し…

【橋下氏】
(点数は)満点以外はないんじゃないですか!…ただ、問題点はあります。問題点は改善していくものだから。問題点があるからといって減点するのは!日本社会も『減点主義はやめよう!』っていうような社会にしていくわけでしょ!

と持論を述べました。

これに対し、西脇氏は自身の経験(2日に2回目の万博訪問)踏まえ

【西脇氏】
バスのチケットを買って西ゲートの入口へ行こうと思い、バスのアプリに“万博”って入力したら(大阪・吹田市の)万博記念公園の絵が出てきて、そのまま進めるとアッチ(吹田の万博記念公園)の方に行くバスになるんですよ!

と話すと、これに対しても橋下氏は「本人の自己責任」「海外でも同じ」などと答え、西脇氏は「いやいや、(間違うから)危ない!」と返していました。


生放送の出演は初めてという愛犬テンちゃんも登場

腰痛の中での約100分間のリモート出演を果たした橋下氏。最後には生放送出演はじめてという愛犬のテンちゃん(パグ、5歳)を抱いて番組出演を終えていました。


【 関西テレビ「ドっとコネクト」5月3日放送より 】

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