テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返る「あの日のきょうにずきゅん」かつては「労働者の団結と主張の場」だった「労働者の祭典」・メーデー。今から49年前の1976年5月1日、広島県では、県内27カ所で30万人が参加しました。
この日の広島地方は前日まで降り続いた雨もすっかりあがり、さわやかな青空の下での統一メーデーとなりました。
広島市の平和公園で行われた中央統一集会など県内であわせて30万人が集まりました。
集会はまず慰霊碑に花輪を捧げ、参加者全員の1分間の黙とうの後、「不況とインフレをはねのけよう」との決議文を採択。
市内4つのコースにわかれてのデモ行進に移りました。
この年のメーデーは天候にも恵まれ、家族連れの姿も多く、プラカードにも「物価抑制」「雇用制度の確立」といった不況の中での身近な要求が多く目立っていました。