栃木県の東北自動車道で車が逆走して3人が死亡し11人が重軽傷を負った多重衝突事故で、逆走車は宇都宮市内で業者から借りた代車だったことが分かりました。
4月26日夜、那須塩原市の東北道上りで、乗用車が逆走して車と正面衝突し、逆走車を運転していた前原勇太さん(42)と衝突された車の平岡勝利さん(56)が死亡した事故で、前原さんの死因は胸と腹を強く打ったことによる臓器損傷で、平岡さんの死因は外傷性の心破裂でした。
その後の捜査関係者の取材で、前原さんが運転していた逆走車は宇都宮市で自分の車を修理業者に預けた際に借りた代車だったことが分かりました。
前原さんは代車に乗り、宇都宮インターから東北道の下りに入ったとみられ、その後、黒磯板室インターの料金所を一度出たあと、すぐにUターンして入り直して逆走したとみられています。
警察は車が逆走した原因を調べています。