職員の配置基準を満たさず1580万円を不正請求したとして、鹿児島市は30日、児童の発達支援などを行う障害児通所支援事業者に、加算額も含め約2200万円の返還を命じる処分を行いました。

処分を受けたのは、訪問介護や児童の発達支援などを行う鹿児島市下伊敷1丁目の「ヒカリヲ」です。

鹿児島市によりますと「ヒカリヲ」が運営する、児童の発達支援や放課後デイサービスを行う「ダブルレインボー」では、人員基準が定める児童指導員や保育士を配置していなかった上、給付費を不正に請求していました。

不正請求は約1580万円にのぼり、加算額を含めた返還額はおよそ2200万円です。

このほか鹿児島市は施設に対し、障害児通所支援事業者の指定を取り消す行政処分を行いました。

この施設では30日時点で21人の子供が利用していて、市は他の事業所への引き継ぎを行うよう指導しています。

鹿児島テレビ
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