最大11連休となる2025年のゴールデンウイークですが、平日の30日は連休の谷間となります。
30日の鹿児島県内のにぎわいはどうなのか?
各地を取材しました。
田中慎介記者
「現在、午前10時40分です。お昼ご飯にはまだ早い時間帯ですが、かき氷で人気のこちらの店ではすでに行列ができています」
鹿児島市天文館のランドマークの一つ、天文館むじゃきです。
ゴールデンウイーク谷間の平日にもかかわらず、お店の前には大勢の人たちの姿が。
店によりますと、この時期は観光客や帰省客の来店がほとんどだということです。
長崎から
「(娘の)旦那さんが種子島なんですよ。初孫を見せに来た。ちょっとした節句を兼ねて」
福岡から
「平日でもあるので観光しやすいと思った」
福岡からのカップル
「きょうは並んだら食べられそうなので、平日でよかった」
開店直後の店内は、満席。
一番人気はやはり、白熊です!
店員
「上から見ていただくとレーズンとチェリーで白熊の顔をしています」
女性
「かわいいです。これが見たくて来ました。顔を崩したくないので横から食べます」
さて、お味は・・・。
大満足のようです。
天文館むじゃき・前田 華代専務
「GWの中での平日だったので、あまりお客の並びがないと思っていたところ。いつも以上に並んでいたので若干予想外」
天文館の人通りも平日としてはにぎわっているように見えます。
取材した昼前はキャリーバックなどを持った人たちが目立ち、県外から訪れた観光客も人の多さを実感しているようです。
福岡からの男性
「11連休取れました。有休を目いっぱい使って。(きょうは平日で)ちょっと少ないかなと思っていたが、鹿児島には去年来たが、その時よりちょっと多いので、ゴールデンウイーク感がある」
一方こちらは1956年の開業以降、“観光指宿”をリードしてきた、指宿いわさきホテル。
2025年6月1日のチェックアウトを最後に休館します。
いわさきホテルの過去の映像では、宿泊客が名物の砂むし温泉やトロピカルムード漂うハワイアンショーを楽しむ様子が残されています。
30日もホテルでは宿泊客を迎えようと、長年務めるスタッフが砂むしの準備を進めていました。
砂むし温泉のスタッフ
「『前に来た』という人が来ているので、最後なのでしっかりやりたい」
大城哲也記者
「チェックインの時間となりました。休館まであと1カ月。指宿での思い出にと、宿泊客が訪れています」
かつて新婚旅行ブームでもにぎわったいわさきホテルには、ゴールデンウィーク期間中多くの人が訪れています。
東京から訪れた夫婦は休館を知り、連泊することにしました。
東京から訪れた夫婦
「ニュースで休館を聞いたので来た。今、広いホテルは珍しい。とても楽しみにしていた」
またこちらの夫婦も念願のいわさきホテルの宿泊に期待を膨らませます。
埼玉から訪れた夫婦
「いわさきホテルは有名だったので、せっかく指宿に来たならいわさきホテルに泊まってみたいな、と」
ホテルによりますと、ゴールデンウィーク後半の5月3日~5日にかけても多くの予約が入っているということです。
指宿いわさきホテル関連部・薬丸 和彦部長
「『子どもの頃にこのホテルに来て、親になってまた来た』というお客様もいる。私たちは“思い出作り”という大切な仕事をしていると感じている」