2025年のゴールデンウィークは夏の参院選を控える立候補予定者にとっても、知名度アップを図る期間となっているようです。
選挙の争点の一つとして浮上している消費税減税について、鹿児島選挙区での出馬を予定する3人の考えを取材しました。
立憲民主党・大串 博志代表代行
「今までの自民党に任していてはだめだ。私たち1人1人が立ち上がって政治を変えていこう」
28日、立憲民主党の大串代表代行は鹿児島市を訪れ、夏の参院選で党の方針として決めた「食料品にかかる消費税8%を原則1年間ゼロにする」という公約を訴えかけました。
無所属ながら立憲民主党の推薦を受ける尾辻朋実さんはこれに同調する考えで、大串代表代行と肩を並べ、街頭で支持を訴えました。
立憲が推薦 無所属 新人・尾辻朋実氏(44)
「私どもはこれから皆さんのためにやさしい政治を取り戻したいと思います」
立憲の方針に反論したのが自民党公認の園田修光さんです。
自民公認 元職・園田修光氏(68)
「(消費税を)下げる、下げるで「選挙に当選した後はどうにかなる」という話ではだめだと思う」
29日、宮路拓馬衆議院議員の集会に出席した園田さんは、立憲民主党の方針について「財源を示していない」と批判し、消費税減税に慎重な立場を明らかにしました。
自民公認 元職・園田修光氏(68)
「無責任な政治は自民党はできない。いいことだけ言うのでは国が成立しない」
参政 新人・牧野 俊一氏(39)
「消費税はゼロにすることが望ましい」
一方、29日、鹿児島市で集会を開いた参政党公認の牧野俊一さんは、消費税について「食料品だけではなく、すべてゼロにすべき」との考えを示しました。
参政 新人・牧野 俊一氏(39)
「(食料品だけだと)必ずマイナスになる方が出てくるので、やるなら一律、全部消費税ゼロが望ましい」
立候補予定者3人の中ではっきりと意見が割れた消費税減税の考え。
7月20日が有力視される夏の参院選で注目の争点となりそうです。