5月1日に熊本・水俣市で営まれる水俣病犠牲者慰霊式に出席するため、浅尾環境相が30日、現地入りして患者らと面会しました。
2024年、慰霊式の後に行われた水俣病被害者団体と環境相との懇談で、環境省の職員がマイクの電源をオフにし団体側の発言をさえぎる、いわゆる「マイクオフ問題」が起き、大きな批判を呼びました。
この問題を受け環境省は、浅尾環境相との懇談を30日と5月1日の2日間実施します。
30日午後、就任後初めて水俣市を訪れた浅尾環境相は、胎児性患者の金子雄二さんや坂本しのぶさんらと相次いで面会し、夕方から被害者団体との懇談に臨みます。
浅尾環境相は1日午後から、水俣湾埋め立て地にある「慰霊の碑」の前で営まれる犠牲者慰霊式にも参列します。