珠洲市のショッピングセンター「シーサイド」のテナント運営事業者「ドリーム」が破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。
4月21日付けで金沢地裁輪島支部から破産手続き開始決定を受けたのは珠洲市飯田町のテナント運営事業者「ドリーム」です。帝国データバンクによりますとドリームは1979年、珠洲市飯田町(いいだまち)に「ショッピングプラザ・シーサイド」が開業するのに合わせ、各テナントの共同出資により設立されました。奥能登地区最大の複合型ショッピングセンターとして顧客を確保し、ピーク時とみられる2011年2月期の年売り上げ高は1億円を計上していました。しかし過疎化が進む中、顧客基盤の拡大は難航し同業他社の出店などで厳しいテナント運営が続いていました。こうした中、2024年1月に能登半島地震が発生。津波の影響で施設が全壊し営業を停止。再建に向けた協議を進めてきたものの事業再建の目途が立たず今回の措置に至ったということです。負債はおよそ3100万円の見込みです。
