北朝鮮による拉致被害者の家族は29日、訪問先のアメリカで政府高官らと面会し、早期帰国に向けた協力を要請しました。
拉致被害者家族会・横田拓也代表:
家族会の親世代が、89歳の私の母、めぐみの母1人しかいない。きょう元気でも、明日元気じゃないかもしれない。時間が本当にないんだと。
横田拓也さんは政府高官との面会後、「この面会自体が金正恩総書記に強烈なプレッシャーになるんだとアメリカ側に伝えられた。とても実りのあるものだった」と訪米の意義を強調しました。
また、田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さんはアメリカの政府高官に対して、米朝首脳会談が実現すれば、拉致問題解決の必要性を提起してほしいと要請したということです。
家族会の訪米は第2次トランプ政権下では初めてで、3日まで滞在する予定です。