NPT核拡散防止条約再検討会議の準備委員会に合わせアメリカを訪れている長崎や広島の若者が核兵器廃絶の実現に向けて行動を呼びかけました。

イベントはNPT再検討会議の準備委員会に合わせ世界約8400の自治体でつくるNGO平和首長会議が開きました。

準備委員会にあわせてアメリカに派遣されているナガサキ・ユース代表団のメンバーも参加しこれまでの取り組みや活動を通して感じたことなどを発表しました。

ナガサキ・ユース代表団 第13期生で長崎大学多文化社会学部3年の川越佳梨さん
は「なぜ核兵器はまだ存在するのか、核兵器が存在する理由は1つではなく複数の原因がありこれらの原因は複雑にそして深く絡み合っていて社会と国家の根底にある枠組みに深く根ざしています」と話しています。

イベントには広島の高校生も参加しました。曾祖母の被爆体験を交えながら原爆がもたらした惨状を伝えたり学校での平和学習について発表したりして核兵器のない世界の実現に向けて思いを共有しました。

ナガサキ・ユース代表団 第13期生で長崎大学多文化社会学部3年の今村 陽さんは「核廃絶という目標は皆で一丸となって達成しなければならないものだと改めて自覚した」と話しています。

ナガサキ・ユース代表団は現地時間の4月30日にサイドイベントを開く予定です。

テレビ長崎
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