「花まつり」は、お釈迦様の誕生日を祝う行事です。子どもたちが華やかな衣装を身にまとい、誕生日を祝いました。
「花まつり」は本来4月8日ですが、秋田市では少しでも暖かく参加しやすいように毎年4月29日に開催されています。
まつりの一つ一つの行事には、お釈迦様の逸話が隠されています。
18人の子どもたちは平安時代をイメージした華やかな衣装で白い象を引っ張りながら街を練り歩きます。この白い象、お釈迦様の母・マーヤ夫人が身ごもる前に夢に出てきたそうです。
そして釈迦像に甘茶。生まれた際に降った「甘露の雨」に見立てています。
参加した子供は「象を引っ張るところが楽しかったです」と話し、母親は「私も小さい頃、子どもたちと同じように参加したのがすごく心に残っていて、今回、子どもたちと一緒でうれしかった」と満足げでした。
また別の親子に話を聞くと子供は「衣装がめちゃかっこよかった!」と上機嫌で父親は「友達に紹介されてぜひ一度やってみたいなと。息子が恥ずかしがって無理かなと思いましたけど、気合入っててやる!と決めて着替えてしてくれて、最後までやってくれたので」とうれしそうな様子でした。
お釈迦様の誕生日を祝うだけではなく逸話も知ることができ、子どもたちにとって良い機会となりました。