4月29日はゴールデンウィーク最初の祝日、「昭和の日」です。
鹿児島市の平川動物公園は親子連れでにぎわいました。
昭和生まれの貫禄あふれる動物はもちろん、新たに仲間入りした動物たちも、早速子どもたちの人気者になっていました。
「ぞうさーん!」
「来た来た来た!」
ぽかぽか陽気となった29日の鹿児島市の平川動物公園。
お目当ての動物たちを呼ぶ子どもたちの声が響きました。
「あれすごいよ!」
視線の先にいたのは4月17日に山口県の秋吉台自然動物公園からやって来て、24日から正式に公開が始まった2頭のライオンです。
ちょっぴり臆病な性格のオスのサンと、時にはそんなサンをリードすることもあるというメスのあさひ。
2頭は双子のきょうだいです。
29日は日陰のそばでくつろいでいました。
Q.何してる?
子ども「寝てる」
来場者
「最初は『生で見ると怖い』と言っていたが見ると『楽しい』と。みんなと楽しい一日になればと思います」
平川動物公園 飼育係・細田 真司さん
「徐々に慣れてきたのかなと思う。みなさんに愛されて長く生きていけるように健康管理に気をつけていきたい」
ユーカリの葉をつかんでおいしそうに食べるのはコアラのししお。
4月4日、袋の中から出てきたばかりのコアラの赤ちゃんも、ほんの少しの時間だけでしたが、お母さんにしがみつく様子を見せてくれました。
コアラ館では特別にこんなツアーも!
美川愛実アナウンサー
「きょうは特別にコアラを飼育するバックヤードにも入ることができるんです!こちら奥に進んでいくと…見てください、たくさんのユーカリの葉があります」
バックヤードで栽培されていたのはコアラのエサ、ユーカリです。
平川動物公園ではユーカリを2万本、園内で育てていて、鮮度を保つための冷蔵庫もあります。
子ども
「涼しい」
「色んなところで(ユーカリの葉を)育てていてびっくりした」
ところで29日は昭和の日。
動物たちの多くは「平成世代」が多いということでしたが、昭和世代の動物もいます。
広げると2メートル近くにもなる立派な翼。
トキイロコンドルのメス、サラです。
トキイロコンドルの寿命は50年と言われますが、サラの年齢は45歳以上。
平川動物公園では一番の古株です。
29日も貫禄を感じるたたずまいで、園内を見渡していました。
日差しのもと、多くの親子連れでにぎわった平川動物公園。
29日は約4000人が来場したということで、ゴールデンウィーク期間中は、引き続き多くの来場が見込まれています。
平川動物公園では周辺道路の渋滞対策として、5月3日(祝・土)から5月5日(祝・月)のこどもの日まで、午後2時までの駐車場利用は事前申込による許可証がある人のみとなっており、こちらは事前受付をすでに終了しています。
このほか、ジャンボタクシーでの無料送迎を実施していまして、こちらは事前申込は不要です。
JR五位野駅から平川動物公園まで、午前8時~午後5時半まで無料で送迎を利用することができるということです。