ゴールデンウィーク前半戦最終日。
異例の景色となったのは北海道・帯広です。
28日に開花が宣言されたばかりの桜でしたが、真っ白な雪とのコラボレーションとなりました。

冬に逆戻りとなったこの天気に、街の人は「これは予想外」「びっくりしました。困りますね」と話しました。

一方、朝から大混雑となっていたのは、毎年数十万人の観光客が訪れる一大イベント「米沢上杉まつり」です。

人々が待ち構えていたのは、2025年、初のコラボとなった「東京ディズニーリゾートスペシャルパレード」です。

訪れた人は「ミッキーとミニーがかわいくて、米沢に来るのは衝撃を受けました」と話しました。

晴天に恵まれ、朝から多くの人が訪れていたのは、和歌山の「アドベンチャーワールド」です。

6月に中国に戻ることが発表されたパンダをひと目見ようと、29日も大勢のお客さんが訪れていました。

ジャイアントパンダが、木のてっぺんまで登る“神対応”ぶりを披露しました。

東京近郊で人気となっていたのは、昭和レトロな街並みで人気が根強い熱海です。

昭和を前面に押し出した「ホテルニューアカオ」。
ロビーでは黒電話で遊ぶ子供たちがいました。

子供たちに「これが何か分かる?」と聞くと、「リモコン?」「名前は知っているけど、使い方は分からない」と話していました。

昭和の温泉街には欠かせない存在の射的場や駄菓子屋にゲームまであります。

宿泊客は「シャンデリアがいっぱい」「ホテルの部屋は畳があった」「懐かしいってイメージありました」と話します。

昭和満喫サービスはこれだけではありません。

29日の「昭和の日」からは、1日1室限定で1973年のホテルの開業当時を再現した新プラン「昭和夜ふかしルーム」をスタート。

室内にはブラウン管テレビや実際に遊べるテレビゲーム、レコードプレーヤーなどを用意。
缶コーヒー復刻版やインスタントカメラ、当時の新聞などの特典もついています。

ホテルニューアカオ 広報・杉山聖也さん:
来ていただいたお客さまに、昭和の世界に没入してほしいなと思っている。

さらに注目が“レトロ喫茶”です。

「展望レトロ喫茶 桃山館」を訪れた人は「TikTokで調べて、私がこういうのめっちゃ好きで」「昔の雰囲気を味わえるのがいいなって思います」と話しました。

昭和生まれのマスターは、令和の“昭和ブーム”について次のように話します。

展望レトロ喫茶 桃山館・川﨑博史マスター:
いまデジタルの時代になってきて、アナログ的なものがほとんどないですから、そういうのがすごく新鮮に映るんじゃないかな。