高校バレーボール部の名将、最後の別れです。

九州文化学園の女子バレー部を15回の日本一に導いた井上博明さんの告別式が29日に佐世保市であり、教え子たちが最後の別れをしました。

告別式には九州文化学園や西彼杵高校の卒業生。

高校バレーの関係者など約400人が参列しました。

西彼杵高校バレー部後援会 朝永隆洋 専務理事
「井上バレーは日本一を目指しながら、そのステージに立つにふさわしい本当の意味での心身ともに強い選手を育成していると深い感銘を受けた」

井上博明さんは1980年に九州文化学園の監督に就任。

無名だったチームを15回の日本一に導きました。

2023年には西彼杵高校の監督になり、インターハイベスト8などに導きました。

追い求めていたのは仲間を思いやり、勝利を目指してボールをつなぐ「真実のバレー」です。

井上さんの教え子でコーチとして共にコートに立った出野久仁子さんは継承を誓いました。

出野久仁子さん
「人から応援されるチーム、一球一球に本当に心が動くバレーを目指して、こつこつ頑張っていきたい」

教え子からは聞かれたのは感謝の言葉です。

平川結香さん(西彼杵高校2024年度卒)
「教えてもらったことを通して、自分たちが頑張っていくところを見てほしい」

佐々木彩佳さん(九州文化学園2017年度卒)
「井上先生のおかげで、一生もんの仲間ができたことをとても感謝している」

市川すみれさん(西彼杵高校2023年度卒)
「誰にも体験できないことをさせてもらえた。感謝の気持ち」

西彼杵高校の選手たちは「真実のバレー」を追い求め、29日も学校で練習を続けているということです。

テレビ長崎
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