秋田県内で詐欺の被害が相次いでいます。
秋田市の30代の男性は28日、警察官を名乗る男から電話で「あなたは資金洗浄事件に関わっている。無実を証明するため100万円必要」と言われ、市内のコンビニエンスストアのATMから指定口座に現金100万円を振り込みました。そのあとも同様に金を要求され現金129万円を送金し、だまし取られました。
秋田市の80代の男性は今月7日、LINEで「金が配布される」と書かれた広告にアクセスしたところ「7億円を受け取るためには手数料が必要」とメッセージを受け取り、電子マネーの支払いを求められました。男性は今月26日まで約50回、市内複数のコンビニエンスストアで電子マネー約180万円分の利用権を購入し、だまし取られました。
由利本荘市では30代の女性が、ことし2月から4月にかけてSNSを閲覧中に副業に関する投稿を見つけ、指示通り作業し報酬を得ていましたが「報酬の引き出しに費用が必要」と言われ、個人名義の口座に7回にわたり現金約104万円を振り込みました。
また警察が調べを進める中で、この女性は去年11月にもSNSで嘘の投資話を持ちかけられ現金45万円をだまし取られていたことが分かりました。