カナダで28日、総選挙が行われ、カーニー首相率いる与党・自由党が勝利を確実にしました。
カナダの総選挙はカーニー首相率いる与党・自由党と、(2015年以来の)政権交代を狙うポワリエーブル氏が率いる最大野党・保守党の事実上の一騎打ちになりました。
アメリカのトランプ政権による関税措置や「カナダを51番目の州にすべきだ」と繰り返すトランプ大統領とどう対峙するかが争点でしたが、先ほどから現地メディアは一斉に自由党が勝利を確実にしたと報じています。
自由党をめぐっては、2022年7月から支持率で野党・保守党に水をあけられていましたが、今年1月にトルドー前首相が辞任を表明したことをきっかけに、一時24ポイントの差があった支持率を一気に逆転させました。
前日の世論調査で自由党は3.6ポイントのリードでしたが、単独で過半数を確保するか注目されています。