4月26日、栃木県の東北自動車道で逆走車による多重事故がありました。
一連の事故で岩手県北上市の男性を含む男女3人が死亡したほか、陸前高田市の男が逮捕されました。
26日午後10時ごろ、栃木県那須塩原市の東北自動車道の上り線を乗用車が逆走し、走ってきた車と正面衝突しました。
警察によりますと、この事故で正面衝突された車を運転していた北上市上野町の56歳の会社員と、逆走した車を運転していた栃木県の42歳の男性が死亡しました。
また、事故の影響で渋滞中だった車の列にトラックが突っ込む事故も起きていて、追突された車に乗っていた60歳の女性も死亡しました。
さらに死亡した女性が乗っていた車の前では西和賀町の40代の男性が運転する車も事故に巻き込まれていました。
この車には男性を含め家族7人が乗っていて、このうち4人が軽いけがをしましたが全員命に別条はないということです。
警察は渋滞の車列に突っ込んだトラックを運転していた陸前高田市高田町に住む54歳のトラック運転手の男を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
一連で11台が絡む事故となり、原因とみられる車は約3キロにわたって逆走していたということで、警察が事故当時の状況を詳しく調べています。
