■厩舎で管理されている700頭余りのうち「100頭前後の馬に発熱症状」確認

 先週、馬インフルエンザの感染が判明し、3日間レースが中止となった北海道帯広市のばんえい競馬で、競走馬100頭前後の馬に発熱症状が確認されていることが4月28日わかりました。

 関係者によりますと、厩舎で管理されている700頭余りのうち、100頭前後の馬に発熱症状が確認されているということです。

 簡易検査キットの確保が間に合わず、これまでに馬インフルエンザ感染の有無は検査できていません。キットの確保のめどは立っていますが、到着時期は未定で、関係者が確認を進めています。

■発熱が確認された馬は「38度から40度程度の体温」

 馬の平熱は人間よりやや高い37度台前半とされますが、今回発熱が確認された馬は38度から40度程度の体温だということです。

 仮に馬インフルエンザへの感染が確認された場合、1週間ほどはレースに出走できない見通しです。

 ばんえい競馬の厩舎には現在計700頭余りが在舎しており、発熱がない約600頭でレースを編成することは可能とみられています。

 次回のレース開催はゴールデンウィーク中の5月3日から5日に予定されており、開催可否については現在協議中で、関係者は「なるべく早く判断したい」としています。

北海道文化放送
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