アメリカとイランの核開発をめぐる3回目の高官協議が4月26日、中東のオマーンで行われ、イラン側は交渉が進展しているとの考えを示しました。
3回目の協議は、アメリカのウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相とともに双方の技術的な専門家も初めて参加し、4時間以上行われました。
イランメディアによりますと、アラグチ外相は協議後、「交渉は進展していて、詳細な技術的な議論に入った」と明らかにしました。
そのうえでアラグチ氏は、主要な部分で相違点もあるとして、双方が自国で検討した上で5月3日に4回目の協議を行う予定だとしています。
またイランメディアは、次回の協議にIAEA(国際原子力機関)の専門家が参加する可能性があるとしていて、ウラン濃縮やミサイル開発など技術的な課題で合意できるかが焦点です。