岩手県大船渡市の山林火災について国の検討会は4月23日、発生直後に延焼が急拡大したという調査結果を発表しました。
これを受け達増知事は「普通の山火事ではなく大災害」と述べ、あらためて県として支援を進める決意を示しました。

23日に開かれた総務省消防庁と林野庁の検討会によりますと、国の調査の結果、火元の赤崎町合足の東に位置する三陸町綾里の八ヶ森などで木の全体が燃える「樹冠火」の痕跡が確認されました。

また三陸町綾里の田浜下など複数の場所で地表の枯れ葉などが燃える「地表火」の痕跡が見つかりました。

これらが風にあおられ広い範囲に飛び火したことなどにより延焼範囲は発生から2時間で600haに達するほどの勢いで拡大したとみられています。

検討会の分析を受け達増知事は25日の会見で次のように話しました。

達増知事
「2時間で600haというのは普通の山火事ではない。大災害」

このうえで達増知事は「復旧復興は本格的に取り組まなければならない」と述べ、あらためて県として被災地の支援を進める決意を示しました。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。