日本の「茶」の文化を、江戸時代の浮世絵師・歌川広重(うたがわ・ひろしげ)の作品と共に紹介する企画展『チャチャchaの茶 茶所めぐり』が、名古屋市中区で開かれています。
会場には、歌川広重の作品を中心に展示されていて、江戸時代の東海道の茶所や茶屋、さらには当時の歌舞伎役者が流行らせた「茶色」など、「茶」にまつわる文化を紹介しています。
歌川広重と三代歌川豊国(とよくに)の作品「雙筆五十三次 懸川(そうひつごじゅうさんつぎ かけがわ)」は、田植えに精を出す季節にたすき掛けをした娘が持つ薬缶に、掛川のお茶が入っている様子が描かれています。
企画展は、中区の「貨幣・浮世絵ミュージアム」で5月11日まで開かれています。