東京を拠点とする第二地方銀行の東京スター銀行は24日、神奈川県藤沢市の支店に台湾発祥のカフェ「Gong cha(ゴンチャ)」の店舗を併設し“ティーカフェ・バンク”としてリニューアルオープンした。
カフェのみの利用ができる一方、資産運用の相談などで来店した場合には、カフェのドリンクを無料提供するという。
東京スター銀行は、カフェ併設の狙いについて「店舗の最適化を進める中での余剰スペースの有効活用」と「若年層から強い支持を集める『ゴンチャ』の誘致による若年層との接点強化」だと強調する。
現金の取り扱いや決済などでデジタル化が進むなか、銀行業界ではメガバンクを中心に、大型商業施設内への店舗設置や、カフェ・ラウンジの併設、投資などの相談業務に特化したタイプなど新しいスタイルの店舗が次々に登場している。
ただ、今回のように既存店舗内にカフェを設置するケースは珍しく、今後もメガバンクだけでなく地方銀行でも、新たな顧客獲得のための競争が激化していくものとみられる。