約9100万円を脱税した罪に問われている弁護士が、裁判で起訴内容を認めました。
弁護士の鈴木康之被告は、架空の業務委託費を計上するなどの手口で、2億6500万円余りの所得を隠し、法人税などあわせて約9100万円を脱税した罪に問われています。
鈴木被告は、東京地裁で開かれた23日の初公判で「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
この事件では、鈴木被告の脱税を手助けした罪で、大場裕之被告も在宅起訴され、検察側は冒頭陳述で「鈴木被告は不正な所得圧縮工作を実行するよう大場被告に催促した」と指摘しました。