アメリカの名門ハーバード大学は、トランプ政権を相手取り、巨額の助成金凍結の無効を求め提訴しました。
トランプ政権はハーバード大学に対し、多様性を求めるプログラムの廃止や、ガザ情勢でイスラエルに抗議する学生の取り締まり強化を求めていましたが、大学側が拒否したため、約23億ドル=日本円で約3200億円に及ぶ助成金を凍結していました。
大学は21日、助成金の凍結でがんやアルツハイマーなどの「重要な研究がリスクにさらされている」として凍結の無効を訴え、連邦裁判所に提訴しました。
ガーバー学長も声明で「政権はさらに10億ドルを凍結しようとしている」と指摘し、「政権の行き過ぎた行為の結末は深刻かつ長期的なものになる」と警告しました。