アメリカのトランプ大統領は、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長を批判し、早期の利下げを改めて求めました。

トランプ氏は21日、自身のSNSに「『予防的な利下げ』が多くの人々から求められている」と投稿し、「今、利下げをしなければ経済が減速する可能性がある」と主張しました。

その上で、パウエル氏を「遅すぎる男」「敗者」とののしり、2024年の大統領選挙の期間中には、バイデン前大統領などを支援するため利下げを行ったと批判しました。

パウエル氏は早期の利下げに慎重な姿勢を示していて、トランプ氏は連日、利下げを求めて圧力を強めています。

連休明け21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、トランプ氏がパウエル氏への批判を強めたことで中央銀行の独立性への懸念が拡大、金融市場の混乱を警戒した売りが広がりほぼ全面安の展開となり、下げ幅は一時1300ドルを超えました。

フジテレビ
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国際取材部
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