SBIホールディングスの北尾氏の会見について、フジ・メディア・ホールディングスの金光社長が17日午後、報道陣の取材に応じました。

北尾氏がダルトン・インベストメンツが取締役の候補案を提案したことをめぐりフジ側がまとめた候補案を見直すべきだとの考えを示したことについて、次のように述べました。

フジ・メディアHD・金光修社長:
(フジ側がまとめた候補案は)あの時点における、最善の役員案をお出ししたつもりです。

また、金光社長は「株主総会までの提出期限はまだあるので、さらに検討を加えて良い案を出していきたい」と述べました。

一方、北尾氏がかつてフジテレビの筆頭株主だったニッポン放送の経営権をめぐり、ライブドアとフジテレビが争った際に和解に関わったことについては、「今回、フジテレビを巡る不祥事を起こしたことを謝罪したい」と述べました。

フジ・メディアHD・金光修社長:
不祥事を起こしてしまったということに関しては、本当にお詫び申し上げたいし、謝罪をしたいという気持ちでおります。

また、金光社長は「敵対するという立場ではなく、検討していきながら、我々の考え方をまとめていきたい」と説明しました。