イランのアラグチ外相は16日、アメリカが核開発計画の放棄を求めていることに対し、「交渉の余地はない」と拒否する考えを明らかにしました。
イラン国営通信によりますと、アラグチ外相は16日、ウラン濃縮は平和的な核開発計画の一部だとして、アメリカと「交渉する余地はない」との姿勢を示したということです。
また、アメリカが圧力と尊重の欠如のもとで協議を行えば、何の成果も得られないと強調しました。
また、イランの最高指導者ハメネイ師も15日、アメリカとの今後の協議について「過度に楽観的でも悲観的でもない」とした上で、トランプ政権の要求を慎重に見極める考えを示しました。
これに対しアメリカは、イランに核開発計画の制限を求めていて、19日に行われる2回目の協議は難航が予想されます。