福岡市に本社を置く養殖飼料メーカーの伊万里工場が国内で初めて水産養殖管理の国際認証を取得し16日認定証書の授与式が開かれました。
【スクレッティング 社朴基顕社長】
「魚をいかに持続可能な形で育てていくかというのはいち企業の状況を超えて社会全体で取り組んでいかないといけない問題だと思っている」
認定証書を授与されたのは福岡市に本社を置き主にブリやマダイ向けの飼料を製造している「スクレッティング」の伊万里工場です。
この認証は環境や地域社会などに配慮し責任ある養殖によって生産された水産物について、国際NGO団体が評価するものです。
乱獲や温暖化による漁獲の減少で、「養殖」のウエイトは世界でもますます高まり急成長が見込まれる一方、水質汚染などの懸念もあり、責任ある管理を求めることで水産業全体の持続可能性が高まると期待されています。
【スクレッティング 社朴基顕社長】
「今後さらなる健康かつサステナブルなお魚を全国の食卓にお届けできるように伊万里から頑張っていきたい」
スクレッティング社によりますと今回の飼料基準の認証を取得したのは伊万里工場が国内で初めて、東アジアでも初めてだということです。