トルコの世界遺産・アヤソフィアの巨大ドームで、初の大規模修復作業が始まります。
これにあわせて、大地震に備えた耐震改修も実施されます。
トルコの最大都市・イスタンブールにあるアヤソフィアは、537年にキリスト教の大聖堂として建てられた後、現在はイスラム教のモスクとなっています。
巨大ドームの補修作業は外にあるカバーを外して劣化状況を確認するとともに、中に45メートルほどの足場を組み、内側を修復します。
また、イスタンブールでは2030年までに6割の確率で大地震が発生するとみられていることから、あわせて耐震改修も実施されます。
アヤソフィア科学委員会・ヤルチュン教授:
ドームの壁は正確な円形ではなく、壁の材料も異なっています。中を開けて全て分析してから作業します。
専門家によりますと修復にかかる期間は未定ですが、引き続き、礼拝や観光は可能です。