この週末、神奈川・横浜で行われた都市型フェス。
目指したのはサステナブルなフェスです。

6日までの3日間、横浜で初めて行われた都市型フェス、ソニーミュージック主催の「CENTRAL MUSIC&ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025」。

「日本の響きを世界へ」をコンセプトに39組のアーティストが出演。

横浜の赤レンガ倉庫など4カ所の会場で行われ、横浜の街全体が巨大なフェス空間に生まれ変わりました。

フェスを盛り上げたのはプロのミュージシャンだけではありません。

桜木町の駅前では、地元高校の吹奏楽部が出演アーティストの楽曲を披露。

集まった多くのお客さんも大盛り上がりです。

3日間で約8万人。
横浜市も全面協力して行われた今回の都市型フェスですが、もう1つのテーマが「サステナブルなフェス」です。

ソニー・ミュージックソリューションズ ブランドPR本部 井手諭本部長:
欧米の方ではサステナブルなフェスが多いが、日本ではまだまだかなと。エンターテインメントという切り口でいくと入り口はすぐ入りやすい。都市型のフェスなので、普段生活しながらサステナブルを身近に感じられる。

会場のさまざまなところにサステナブル、持続可能な社会の実現への試みが。

「RESOURCE HAB」と名付けられたブースでは、フェスの観客が会場で出たごみを持ち込むと受け取ったボランティアの学生がお礼に花を渡しています。

実はこの花、横浜市が主催する別のイベントで使われ、その後廃棄される予定だったもの。

まだまだきれいに咲いている花を捨てるのはもったいないと、ごみの分別に協力してくれた皆さんにお礼の品としてプレゼントしているんです。

金沢からボランティアに参加・大学生(21):
(サステナブルな)活動をしていると関心がある人には届くが、楽しいサステナブルをフェスとか日常の中に「どう入れ込んでいくか」にすごく関心があって、そういった面で「フェス」というのはすごく新しいし、良いなと思っている。

「Rebloom Flower Project」というブースでは、ソニー所属のアーティストに贈られた祝い花を再活用。

テントの中ではポプリ作りのワークショップが行われていました。

さらに、回収した海洋プラスチックが細かく粉砕され、かわいらしいキーホルダーに生まれ変わります。

そして、ソニーグループならではの取り組みが「Immersive mobility」。

中では最新の映像と音響技術を駆使したホラー映画が上映され、世界に誇るソニーの技術でフェスで火照った心と体をクールダウン。

他にも会場には、学校の体育館の床材を再利用したかわいらしい机が配置されるなど、サステナブルが盛りだくさんの今回のフェス。

ソニー・ミュージックソリューションズ ブランドPR本部 井手諭本部長:
まずは「できることからやってみる」という精神が必要かなと思う。普段の生活の中で(サステナブルが)当たり前になっていくと思うし、「本当に新しい世の中の当たり前」をつくっていきたいなと思っている。

日本の響きとともにサステナブルな思いも世界へ。
そのメッセージは多くの人の心に届いています。